今回の結論。点火系不良!
ご依頼から修理までや、実際に交換した部品など、これから書いていきます。同じような症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。
お客様よりご依頼
お客様「時速20キロ~40キロへの加速がもたつく。」
「もうすぐ18万キロに届きそう。車検も近いのでお金がけっこうかかるなら修理しない。」
というご相談内容でした。車検か近い時の不具合ってよくあるパターンですよね(汗)
故障診断
早速、お預かりして点検に取り掛かります。
- エンジンルームのチェック
- オイル類・冷却水・ベルト等チェック
- スキャンツールによるコンピューター診断
- 走行テスト
2の段階でエンジンオイルが少ない事が判明。
オイルレベルゲージの下の方にちょこっとオイルが付く量しかエンジンオイルが入っていないことがわかります。エンジン回りにオイルのにじみも確認できる。この車両は点火系の制御にエンジンオイルが重要な役割を担っていますのでオイルの減りも一応頭の隅に置いておきます。
エンジンオイルを規定量まで1Lほど補充。オイル不足でエンジンが焼き付いたら困りますからね。
つづいてスキャンツールで診断を掛けるも異常なし。
「点火系が怪しいなぁ」
走行テストで症状を確認
実際に走らせて症状を確認します。症状が再現できれば故障個所の断定もし易くなるので大事な作業です。
エンジンのかかりヨシ!エンジン異音なし!出発!
症状はすぐに出ました。確かに時速20キロからの加速がもたつく。40キロを過ぎれば不具合を感じない。
「点火系がさらに怪しい・・・あれかな、あれかな?」と思いつつ工場へ戻ります。
オイル漏れを発見!
アイドリングでは変な振動は感じられないので、ダイレクトイグニッションコイル、プラグを点検すると・・・写真のようにプラグホールにオイルが溜まっていました。3か所とも(汗)
パッキンが固くなってシール効果がなくなったのでしょう。交換ですね。
ダイレクトイグニッションコイルもオイルに浸かっていた部分がふやけてしまっていますので交換。プラグも摩耗していましたのでプラグも交換。
「やっぱり点火系か!」
プラグ、イグニッションコイル不良が不具合の原因のようです。
診断の結果とお見積り
修理項目は次の通り
- スキャンツール診断
- タペットカバーパッキン交換
- プラグホール清掃
- スパークプラグ交換 3本
- ダイレクトイグニッションコイル交換 3本
社外品のダイレクトイグニッションコイルを使えば費用を安く抑えれれる事をお客様にお伝えし、了承頂いたので修理に移ります。
修理と走行テスト
プラグホールへのオイルの侵入を改善するためタペットカバー(エンジンの一番上のフタ)を外した写真です。18万キロ近いお車ですがエンジン内部は中々キレイですね。
パッキン、スパークプラグ、ダイレクトイグニッションコイルの交換が終わったら治っているか確認のため走行テスト。
「え、調子良すぎてスピード出すぎる!」
びっくりするくらい調子がイイ!
20万キロも余裕で行きそうです(o^―^o)ニコ
次回の車検もよろしお願いしまーす。ということでお車をお返ししました。
エンジンの調子が悪い、加速しない、スパークプラグを点検してほしいなど、是非、朝倉市の林田モータースにご用命ください。
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