ガソリン車にはガソリンを、ディーゼル車には軽油を給油です!ちょっとまって、間違った?そんな時は

まさかそんなことは無い!自分に限って・・・
そう思いますよね。ですが毎年一件は弊社に入庫するんですよね(汗)ロードサービスではよくある事案でもあります。

ここでは万が一、燃料を間違ってしまった時の対処法やどのような修理になるかなどお話ししたいと思います。

ガソリン車に軽油をいれてしまった!

ガソリンが軽油で薄まって黄色っぽいですね

燃料入れ間違いの事案で一番多いのはガソリン車に軽油を給油してしまう事です。もともとのガソリンの残量と給油した軽油の量にもよりますが、給油した直後は普通にエンジン掛かりますし、普通に走れます。しかし時間の経過と走行による揺れによって次第に燃料が混ざって行くと・・・

マフラーからの白煙、エンジンの調子が悪くなり、エンスト。その後再始動できなくなりロードサービスなどの助けが必要となります。

燃料間違いの理由はコレ!

  • つい、うっかり。
  • 同じ型の代車を借りたがエンジンの仕様が違った。
  • 軽自動車、軽トラックは軽だから軽油だろうと給油してしまった。

間違った理由を伺うとこういった返事が多かったです。なんとなく想像できますよね(汗)

ガソリン車へ混油の修理についてざっくり説明します。

  • 燃料を抜く。燃料タンクを車両から外してできる限り燃料を排除します。
  • ガソリンを満タン。わずかに残った軽油を希釈する意味もあります。
  • トラブルコードチェック。診断機を接続して異常がないか確認します。

基本的には混じった軽油がなくなればOKです。軽油がまだ残っているうちは少し調子が悪かったりしますが2回目の給油をする頃には気にならなくなっているでしょう。

ディーゼル車にガソリンを入れてしまった!

今まさに混油してしまった!っていう人はエンジンを絶対掛けてはいけません!!!!
エンジンを掛けたか、掛けてないかが修理代が高額になるか否かの分かれ道です!

すぐにロードサービスに連絡しましょう!

ちょっと気持ちに余裕がある方は下記も読んでみてください。

ディーゼル車へのガソリン混油、高額な修理見積に驚愕!?

ガソリン車に混油の場合に比べると修理見積がものすごい事になります!
ハイエースへのガソリン混油の見積もりはナント45万円と聞いたことがあります。

なぜディーゼル車への混油の修理見積が高額なのか

燃料間違っただけで修理代45万円ってメチャクチャ高いですよね。

これはエンジンの構造上の違いによるもので、「インジェクションポンプの交換」が見積にはいっているからです。ディーゼルエンジンは軽油を高圧にしてエンジン内部の燃焼室へ噴射させています。軽油を高圧にする部品「インジェクションポンプ」は内部を燃料の軽油で潤滑しています。「インジェクションポンプ」の内部は高圧な燃料を作るために非常に精密にできていますが、混油してしまうと軽油がガソリンによって薄められ潤滑できなくなり内部が傷つくこととなります。傷の具合によって圧力不足が起こり、エンジン不調となるのです。
もちろん混油してしまったら必ず交換が必要かというとそうではありませんが可能性があるので見積に入ってきます。その他では燃料フィルター、エンジンオイル、オイルエレメント、インジェクションノズル等々が見積に上がってきます。

エンジンを掛けていないならば、燃料タンク内の燃料の抜き替えだけで済みます。
修理費用の違いは歴然ですね。

なので、混油したらエンジンは掛けちゃダメ。

え!まさか、それを入れちゃった!?

嘘のようなホントの話。

1か月の間に2回。別々のセルフスタンドでしたがガソリン車に灯油を給油したという案件がありました。永く車業界、ロードサービス業界に携わって来ましたが初めてでした。

まとめ

  • 混油したらエンジンを掛けない。
  • すぐにロードサービスを呼びましょう。

朝倉市で混油でお困りの方、是非、林田モータースにお気軽にご用命・お問い合わせください。

お客さまのニーズに合った提案を心がけております。

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