予防整備でCVTフルードを交換
弊社のサービスカーのハイゼットキャディーが走行距離20000キロを超えたので予防整備としてCVTフルードの交換をやってみました。
どの程度オイルが汚れているかや、鉄粉の量が気になるところです。
早速CVTフルード抜いてみる
右側 排出油 左側 新油
結構というか、真っ黒ですね💦20000キロ程度でこんなに汚れてるなんてびっくりです。
オイルパンも外します
走行20000㌔ですが結構な量の鉄粉が磁石に付着していますね。
ストレーナーと磁石で取り切れなかった鉄粉やアルミ粉等はずっとミッション内を循環して徐々に軸受けや摺動部を摩耗させていきます。
やはり新車から1回目のCVTフルード交換は早めが良いですね。そしてオイルパンを脱着しての清掃とフィルター類の交換も新車の状態を長く保たせるには必須でしょう。
CVTF交換
CVTフルードは純正を使いました。
オイルパン、ストレーナーを組み付けて抜けた分だけ新油を注入。
新油注入したらシフトをPからBまで一巡させてしばらくアイドリングした後、再度ドレンボルトを外して排油します。CVTフルードは構造上一度にすべてのフルードを交換することができませんので抜けた分を補充→排出を何度か繰り返してキレイにしていきます。
今回は3回入れ替えました。仕上げにSOD-1Plusを総油量の7%添加して油量調整します。
SOD-1Plusを添加することによって、取り切れなかったスラッジ、汚れの分解洗浄効果、強力な油膜による内部保護効果を期待してます。
SOD-1Plusをもっと知りたい方は製造元のD1ケミカルさんのホームページへどうぞ。
忘れてはいけないのがCVT学習値リセット。診断機をつないで実施します。
これをやっておかないとミッション(交換したフルード含む)とCVTコンピューターの補正値の相違によって変速がなんだかギクシャクしてしまいます。
走行テスト後オイル漏れ等ないか確認して作業完了です。
2万キロでも結構汚れてるCVTF
CVTフルードは結構汚れていましたね。そして鉄粉やアルミ粉も多く出ている事が確認できました。永く新車の状態を保つには初回のCVTF交換は早め(弊社では20000㌔)をオススメします。
CVTF、ATF交換をご用命の際は必ず事前見積をいたします。また、適合オイル、必要部品の調達に少々時間をいただくことがございますので下記お問い合わせリンクからお問い合わせください。
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